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尺八について

地塗りと地なし

地塗りと地なし
 地とは尺八の内径を整えるための材料(砥粉・石膏・漆・水等をまぜ合わせたもの)です。
虚無僧尺八は竹そのものの内径を利用して、音を作っています。
 現代の尺八には、音が効率よく鳴るために非常に精巧に地が塗られています。0.1mmの内径の違いで音が変化する地塗りをすることによって、尺八製作者は時代に合ったよりよい音を作り出すために内径のモデルチェンジをおこないます。

尺八の手孔

 尺八の手孔は基本的に5つ(前4・後1)で音階はハ長調でいえば、一尺八寸管の場合、レ・ファ・ソ・ラ・ドです。これらの間の音は手孔の下部を一部開けたり、かざしたり(縦に一部開ける)、アゴを上げ下げして音をつくっていきます。音の出し方はビンで音を鳴らすのと同じ要領です。息の入れ方と唇の形がきちんとなっていれば、簡単に吹ける楽器です。

尺八の手孔
尺八の手孔
尺八の手孔

首ふり・ゆり

 尺八の演奏で見かける「首ふり」は、音程を変えたり、わざと音を不安定にしたり、音色を変えるために首を縦に振ったり、横に振ったり、回したりします。その速度を変えることによって、表現に幅を生み出します。
 そして「ゆり」は同じ音が続く場合、洋楽器ではタンギング(息や舌で切る)をしますが、尺八の場合は閉じている指を瞬時に開け閉めすることで同じ音を続けます。すなわち一瞬ですが楽譜に書いていない音が入るということです。


竹について

 尺八に用いられる竹の種類は真竹です。竹は急速に伸びることで知られています。最も成長する時期に、24時間で1メートル以上も成長した記録があります。竹の成長は、筍(たけのこ)として芽を出してから親竹になるまでの約3ヶ月で、それ以後は、大きくなりません。また筍の時点で節の数が既に決まっており、節の間隔は筍が地上に出たころに決まってしまっています。

竹林
竹林
竹

製作について
製作について1 真竹の採掘は、冬の期間に行います。竹の活動がにぶって、水分等が少ないからです。竹を中心に半径15cmほどの所に刃物をたたきこんで、土・根・地下茎をいっしょに切り、抜き取ります。スコップで土などを掘り起こすのではありません。
製作について2
自生している竹は、節のところで曲がっています。そのために製作前には「ため直し」という作業で、竹を火で炙り、てこの原理を用いて、できるだけ尺八として均整のとれた形に修正します。
製作について3 竹の内部の節は、ガリ棒や笹葉と呼ばれる独特の道具を用いて、取り除きます。
製作について4

歌口の材料としては、アクリル・水牛の角・象牙・強度を増した竹がありますが、戦中・戦後の物不足の折には馬の蹄を用いられたこともありました。

製作について6
製作について5

竹の太さによって微妙に手孔の深さが違ってきますので、単に音律が違うだけでなく音色や音の立ち上がりが変化します。

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